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SMILE BROS.

サイクリング・ジョギング・スイミングなどの話題を。運動でQOL(Quality of Life)は向上するか?

映画 「リンダリンダリンダ」 ネタバレ感想

映画感想 QOL

毎日の通勤時間が往復で2時間超あるので、スマホでゲームばっかりしててもしゃーないと思い、折角のアマゾンプライム会員なんだからswitchを買うまでは映画でも見てみようと思いたち、通勤電車の中で映画鑑賞をすることにしました。

普段は超話題作以外は全然映画を見ない人間ですが、感想を残していこうと思います。

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あらすじ

舞台は2004年の高校。どこにでもいるような地方在住軽音楽部の女子高校生が、どこにでも転がってるような些細な揉め事で喧嘩をし、バンドが分解。

数日後に控えた文化祭で演奏することが出来なくなったキーボードの恵とドラムの響子、ベースの望は文化祭に出るために恵をギターに転向させ、ボーカルに、たまたま通りがかった韓国人留学生のソンを向かい入れ、THE BLUE HEARTSのコピーバンドとして文化祭本番に望むため、練習に励む。

てな感じでストーリーは進んでいきます。

2004年の音楽シーンはどうだった?

2004年の現役高校生が選ぶバンドってどんな感じなんだろうと思ってちょっと当時を振り返ってみました。

劇中に「椎名林檎は?」というセリフが出てきますので流行っていたんでしょうね。(恐らく難しすぎるため即座に却下)

当時の音楽シーンを振り返るため最も時代を表すフェスとして有名な「ボロフェスタ」2004のラインナップを見てみましょう。

9日/SOUL FLOWER UNION、bloodthirsty butchers、POLYSICS、ART-SCHOOL、 FLUID、エレキベース、nontroppo、赤犬、片山ブレイカーズ&ザ★ロケーンローパーティ 10日/MO'SOME TONEBENDER、キセル、54-71、LUNA(from USA)、 DEERHOOF(from USA)、FOE、Limited Express (has gone?)、ゆーきゃん、 RALLYPAPA AND CARNEGIEMAMA 11日/遠藤賢司バンド、Nathalie Wise、Zoobombs、DOBERMAN、ロボピッチャー、 モユニジュモ(イルリメ)+アミダ=セッションライブ、hawaii1200、溺れたエビの検死報告書
タワーレコードオンラインより転載

懐かしいっ。まだロボピッチャーがボロフェスタに関わっていた時代です。
流石時代と寝るフェス「ボロフェスタ」。当時の流行をよく表していると思いますね。行ったような気もするけど忘れた。
僕なら赤犬のコピーバンドで「うんこうんこ」と叫びたいと主張すると思うのですが、いかんせんホーンセクション含め、15人程度が必要なので、泣く泣く諦めたんでしょうね。

すべてがリアル

閑話休題。
この映画はとんでもないことがあまり起きません。少し退屈なくらいに。
どっかにこんな女子高生がいるんだろーなーって思わせるくらいに日常的です。

書籍版ハリー・ポッターの日常シーンのようです。

でもなんだかそれが良くて徐々に映画に引き込まれていきます。

バンドの音も妙にリアルで程度でいうと中学生コピーバンドレベル。その中でベースの望だけ妙にうまいなと思い調べてみるとこの子だけ本職。Base Ball Bearというバンドのベーシストのようです。
すみません。知りませんでした。でも、僕はベースの望が一番タイプだったな。
で、バンドの音も聞いていて気持ち悪い気持ち悪い。でも、リアルなんですよ。特にギターが下手で、あぁ、キーボードからの転向だからなー。とか思ってみたり、最後の方に急に上手になってきて、おっ、頑張って練習したな!って感心したり、おじさんは妙に笑顔で女子高生たちの頑張りを微笑ましく応援してしまいます。

劇中ちょいちょい挟まれる頓珍漢なギャグを交えながら物語は進む。

夜の体育館

演奏が上手にならない彼女たちは毎日徹夜で練習を重ねます。
本番前日の夜も学校の部室で練習をしている時に、楽器パート3人で合わせていて少し暇な韓国人のソンが外に出て、文化祭の屋台の口上を真似しながら明日本番の舞台体育館に行きます。

体育館の舞台に立ち、客席を見ながら韓国語でメンバー紹介をするソン。このシーンが見事で、本番が少し怖いけどやってやろうっ。て感情に溢れていて青春心をくすぐりまくられる。ソンちゃん可愛い。

文化祭当日

いざ本番。本人たちは連日続く徹夜の練習ですっかり眠ってしまっています。場所も学校から離れたスタジオで。

後輩バンド達がは望達を探すも連絡が取れなくて困ってしまう。元メンバーや先輩たちの演奏(この方達もプロ。超うまい)で時間を繋いでもらいバンドの到着を待つ。

劇中でも描かれていますが、だいたい高校生の演奏なんて当然体育館が一杯になるほど人が集まるわけがなんですよね。
せいぜい仲がいいやつと一部のミーハーちゃんくらいです。

物語的には大勢の前で演奏しなくちゃいけない。リアルを描く作品的にはどうするか?

答えは突然の大雨です。文化祭中に大雨が降り、人が屋根のある体育館に集まるって「涼宮ハルヒの憂鬱」の名作回「ライブ・ア・ライブ」とおんなじ手法やないかいっ。
と、思わず突っ込んでしまいましたが作品的にはこちらのほうが早いんですね。これからこの手法のことを「リンダリンダリンダ手法」と呼ぶことにします。

本番ステージ

傘も持たず、全身ずぶ濡れでやっと到着した四人がいざ本番ステージへ。

時間もないので、練習していた「僕の右手」が出来ない。「リンダリンダ」と「終わらない歌」だけの時間しかありません。

ここで実際の客を目の前にしたソンちゃんが完全に呑まれます。会場の空気に。昨日練習してたときの笑顔はない。
そのままリンダリンダの演奏が始まる。

すると、客はノリノリです。流石寸前まで超うまい歌と演奏を聞いてただけはあり縦ノリ縦ノリでグイグイ来る。
リンダリンダの演奏が終わるとメンバー4人の笑顔。ソンちゃんも笑顔。もうね。最高です。

その勢いで「終わらない歌」を演奏し、映画は終了する。
少し気になっていた「既知外あつかいされた日々」の歌詞をどうすんのかな?と思い見ていましたがそのまま歌ってました。

総評

青春映画最高。バンド最高。見るべし。

最後に

エンドロールでブルーハーツの終わらない歌が流れる際、やっとまともな演奏が聞けた。というものすごい満足感が得られます。

また、冒頭にも書きましたが通勤時間に見ているため、朝ラッシュの電車内でおじさんが立ってスマホを見ながら泣いている。という悲惨な状況が生まれてしまいました。
ただでさえ近年涙もろいのに、感動映画は考えものです。

リンダリンダリンダはアマゾンプライム会員の方は無料で見ることが出来ます。QOLの向上にいかがでしょうか。

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